書き流し

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2008.11.28 Friday

コミックマーケット、他[同人誌即売会・イベント関連]

今年もはるばる東京までお上りさん、東京国際展示場にて開催されるオタクの祭典『コミックマーケット』に全勢力みに三日間全勢力をそそいで力尽きて帰ってくる予定です。
というわけで、当然ながらブース申し込みもしておりまして、無事、当選。
12月30日ブース名『幻創文楽舎』にて、配置は東地区4ホール“ヤ”ブロック26-bで出展いたします。
ちょっと悩んだ(オリジナル・文章・ファンタジー、の組み合わせだと、ジャンルを「文芸」で行くとジャンル内でも妙に浮く上に実質島流し状態な配置が多い、んだけど、「SF・ファンタジー」は既存作品の二次創作や研究だし、次点でファンタジーというジャンル観点が多そうな「少女向け創作」はどう考えても自分の作風、が少女向けじゃぁない……云々)上で、敢えて、昨年からジャンルは『少年向け創作』。
同人誌そのものの見物でも、龍魔幻という人間がどんな顔してるのかの見物程度でも(欠片もたいしたもんじゃありませんが)お寄りいただければ嬉しいです。Web公開作品の、個人的拘りによる冊子化、が大半なので……(フリガナ等がWebよりも思い通りだったり、友人に絵を付けて貰っていたり、紙媒体にすることへの拘り……くらいですか……)

通常、私は「○○イベントあわせ新刊」みたいなことはあまりやらないんですが(気が向いたりストックが出来たら作る。次の機会のイベントが初回イベント出展になる、んですが。
今年は敢えてこの「冬コミ併せ新刊」が……私・龍魔幻と友人・嶌みのぶ、前原秋の三人共同企画ものです。他二人はともかく私にとっては最初で、たぶん最後なんじゃないかと思う、印刷屋さんを通すオフセット本。(←通常、パソコンからプリンタでの直接印刷・手製本)
タイトル『この本は事故の慰謝料で作られました』(…だったと思う。大意はこんな感じ)────文字通り、今年3月末に逢った事故からのゴタゴタで支払われた慰謝料の一部を……なんでこういう事になったかは嶌みのぶが実録漫画で詳しく書いてくれております……。

龍魔幻からの作品は、サイト掲載済み短編『コイン幻想』と、ごく一時期だけサイト上に掲載していた『砂塵の夢』というお話を、少し手を入れて独立短編としたもの(サイト掲載時は長いお話のプロローグのつもりで……思いっきり行き詰まって頓挫した果てに撤回状態だった……)、の二本を収録。後者は大きなくくりで行くと、世界観共有・複数話を目論む『竜の大陸』シリーズの一つ、という位置づけにもしております……単体でも全く支障の無い(感じたとしたら単に書いた人間の力不足)お話ですが。



……と。宣伝をした所であらためまして。
長のご無沙汰、失礼致しました。あれ以来、何をしていたか……えーと。
・遠方の友人が旅行にきたので、お茶会と、集まったメンバーの持ち寄ったコスプレっぽい服で遊ぶ。
・翌日、その友人や地元友人とリトルワールドで遊びまくる…主に民族衣装試着しまくり方面で。
・さらに翌日、遠方友人を地元友人に押しつけて、旦那と歌手・山本正之のライブ『まさゆき前線2008』を堪能する。
・少し開けた某日、通院帰りに寄ったよく行く紅茶屋さんで、顔なじみの店員さんのご好意で思いも掛けず一人なのに試飲させていただき(普段はもっとヘビーユーザーな友人と言った時のみの便乗)……すさまじく自分のツボに嵌って、初の年次もの新茶・単身にて買い……(←たいがい、年落ちしてやすくなったのとかフレーバー、ノーマルがメインです)2008年秋タルボ2nd.Flush……紅茶のくせに和菓子としても合いそうな渋みもあるほんわか系なんて卑怯だぁっ!(好みの問題です)
・10月末、急遽の予定変更でもっとあとに行く予定だった岐阜県博物館へ。目当ては企画展『骨のあるやつ』だけ、だったはずが……常設展も面白いじゃないか!いつもの三人組で、平日で人が少ないのも良いことに、一日中、あちこち見て回るわ騒いで回るわ。

…………はい。これだけ暴れれば、普段は立派なヒキコモリ状態の龍魔幻、その合間々々と、その後の十一月前半は全力でダウンです。予想できていてもやってしまう、救いようのないおバカさん。
そして後半は……まだその怠さを引きずったまま、慣れない〆切付き本企画に脳みそ占拠されたり、風邪引いたり、心身ともども調子悪かったり…………(汗)。
まぁ、なんやかんやとあって、大雑把にキリがついたのが昨日。やっと本日、ブログ程度でも別の文章を書くという状態に戻ってこれ……てると思う……たぶん。



ちなみに、一昨日夜から昨日、何もやってないのに右膝が曲がる角度によってすごく痛いという現象発生。痛い=湿布はってみよう……で、ダメっぽかったので、とりあえず通っている整体師さんに相談。「状況からして筋肉が固まって血流が悪くなってる可能性が高いかなぁ。それだと『暖めれば大丈夫だと思うよ、冷やしちゃダメ』────冷湿布は逆効果。オフ本打ち合わせ後に嶌と近所の温泉に使っていたらまぁ……みるみると痛さも範囲も小さく……微妙に名残が残っているので、温湿布買ってきて、ぺったり張っています。整形外科かなぁ、とも思っていたんですが、鎮痛冷湿布を処方されるケースが多いとのこと…………先に電話してみてよかった。



温泉に浸りながら、嶌と話していて、りゅーま、ちょっと壊れかける。オタク要素と自己判定での壊れ要素が激しすぎるので、折りたたみ。たぶん、よく知り合っている人ほど驚くか呆れると思う。↓

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2008.10.23 Thursday

携帯電話の変遷・第二世代機種の終焉[時事感想]

しばし、ぼーっとしてたり秋風邪(……年がら年中な気もする)未満でぼーっとしていたり……要は単に脳みそ動いてなかったのが大半の理由でのご無沙汰でした。


さて。
その期間の某日、現在使用中の携帯電話会社SoftBankから通知が来ました。

要約『第2世代機種のサービスを今年度一杯で打ち切るから、第3世代(3G)機種にさっさと変えてね』……第3世代って単語、久しぶりに聞いたなぁ……

私の携帯電話、最初に契約してから10年を超えるお付き合いで、現在4代目(内2代は水につっこんで自滅)、現行機種は……たしか4〜5年近く使っているはず、第2世代機種というヤツです。
 ────ちなみに、最初の電話会社の選択には大した意味はありません……その当時、メール機能があるのがJ-Phonのスカイメールくらいだったのと、ちょうどポケベル世代と携帯世代の間の子頃で周囲がよく使っていたのと……なんだかんだで維持費が一番安かった……(J-Phonの前身が『東海デジタルフォン』という東海圏だけではかなり強力なサポートかつ強いネットワークだったのも一因……っていうか、他のキャリア、比較的、あんまり店そのものが無かったような気が……)
 数年後には携帯電話にメール機能装備は普通になったり、料金体系も色々変わってはいるものの……番号変わるのが面倒だったからとかなんとか…………で、その間に会社名がvodafoneになり、さらにSoftBankに変わり……────

先代から現行機体に変えたのは、先代を思いっきり水に落とした頃、先代はJ-Phon機種で、タイミングとしてはちょうど会社がvodafoneに変わったばかりの頃でした。店頭での選択肢にJ-Phon機種(ロゴをvodafoneにシールで張り替え)がゴロゴロしていた頃。
料金プランはそのまま、携帯機種だけがvodafone製品という状態(長期利用サービスの利率がその時点でよかったため)……基本、その後、ほったらかしで特に不自由もなく、現在に至る。基本、自分の機械全般の心づもりとしては、壊れるまでは使い倒す、で、現行機もそのつもりだったんですが…………時代の流れですねぇ……機体が壊れる先より通話不能予告が来るというのは予想外だった………


来年4月から確実に通話さえできなくなるんでは仕方ないので、余裕をみて、さっさと変更することにしました。どうせなら駆け込み客が多そうなギリギリの時期よりも、空いているウチに前々から「壊れたら次はこれ」と思っていたものに、のんびりと切り替えたい。


で、とりあえず近所にあるお店でいろいろ質問────すさまじく変わっています。
だって、前に変えた頃は「機体0円」が当たり前、(実際には結婚やらなんやらで多少はプラン変更していたものの)感覚としての通話プランはJ-Phon時代の『トークパック45』のまま……
今、むしろ機体のが高いんですねぇ…ついでに、ネットを携帯でが当たり前なんですねぇ……(たぶん機体の能力的に、だと思うんですが、コンテンツのダウンロードにさえ嫌ってほど時間がかかるわ、操作性は悪いわで完全に意識の範囲外)

何から何まで総取り替えです。……判ってはいたことですが。(……っていうか、現行の支払いプランを見て受付の人が微妙な顔してた……)


月々払いは機体の分割払い同時引き落としで結局、今とあまり変わり無さそうだし、まぁいいかぁ……というわけで、さっさと腹を決め…………お目当ての機体、在庫無しで入荷連絡待ち中。どうせ色々とがっつり変わるし、機体のサイズも今までと同じに近いモノがほとんど無いし、ということで。


『SoftBank922SH』
……どちらかというと電話というよりプチ・モバイル(※ネット優先)タイプなんで、一見、携帯は電話とメールしか使ってない今までとスタイルが違いすぎなんで、通常なら真っ先に切り落とし……なんですが……私個人の魅力は、現行3G機種の中で唯一、キーがJIS配列なところ……。
………………数字キーでメール文章打つの、いつまで立っても慣れないんです。かといって数字キーで電話番号入力することは滅多にないし……
他の機能はあんまりしっかり確認しなかったけど、時代がかけ離れている分、同じインターフェイスの機体って選ぶの大変そうだし、たぶん今使ってる『V603T』君よりスペックが落ちることはまずないでしょう……。

入荷連絡が来たら、長年のお付き合いの機体とはお別れ。
で、当分、いっそ抜きんでて奇抜な機体の能力把握と格闘することになりそうです。インターネット機能を使うかは……微妙……。外出中まで使うことはまず無い気もするけれど、青空文庫の対応機能ソフトなんかが落とせたら、案外かじりついてるかも……?


ナンバーポータビリティ使って他社……というのは今のところ選択肢に無いです。変えるなら旦那と同時にせにゃならん、とか、支払いその他手続きとか諸々が面倒なのもあるんですが……
基本的に、スカイメール(名前変わってるかも)好きなんで。短文限定とはいえ、配達通知機能や電話番号でのメール機能に完全に慣れきってるので……コレが無くなったら色々考え直すかも、ですが。

2008.09.27 Saturday

『Moira』−Sound Horizon[映画・音楽等関連]

今月初め頃に発売のCDです。これの前の数作を友人から勧められて聞いて面白いと思ったのと、タイトルと……出演者(←敢えて)に歌手の霜月はるかさん、声優の若本規夫さんと大塚明夫さんの名があったのが最後の決定打になり……購入と相成りました……(声優さんの方は旦那の許可にもものを言ったり……(ウチは趣味のモノは基本、私は画集やらCDやらで不定期、少ないけれど大きい時は大きいので月割り等ではなく許可制(共有というか重なることもあるし)、旦那はパチンコ、ゲームセンター、競馬等、不確定価格のものがあるので小遣い制……けっこうルーズだけど)

かなり癖の強いシロモノですが、私にとってはすごくツボに入ったので。(でもって、この癖の強さのせいか否か、このSound Horizonというユニット(…でいいのかな、呼称は…基本、音楽関連は疎く……以下、略称「サンホラ」)のファンの方も熱狂的かつ……私個人の視点の感想だと、もしかしたら怒られるかもしれん、という感じが強い気がしたので、前項がくっつきます。


と、いうわけで、以下はあくまで「私の主観の感想・イメージ」です(…強調したくなる)

友人経由で聞いたイメージ、通常の『歌』というより、現代版・歌曲とミュージカルを音でだけ聞く感じの間、あるいは合成、という感じでした(サンホラ公式サイトでは「物語音楽」と呼んでいる模様)。元々、『魔王』辺りシューベルトの歌曲はぼんやりとは好きなのです、私。
それから、詞の構成やコトバの選択が、西洋古典叙事詩の象徴的定型表現や繰り返し方に似ていて、その辺りが好きで、注釈を見たり見なかったりしながら読むような(つまり、理解範疇が微妙にぼんやりとした感じで読む…)私には、好きな傾向の新しい形態に出逢った感じでした。
……この形態があって、特定の「歌い手」という存在が無く、一編の物語を構成するのに歌い手さんや、語り部分の声優さん等が大勢いる……感じです。


で。そんな出会いがあった頃の新譜……叙事詩『神統記』やら『イリアス』『オデュッセイア』やら『失楽園』(ミルトンの方…念のため)やらもエンターテーメントとして読む私にとって、『Moira』=ギリシア神話の運命の女神の名前は当然、気になるし、過去の作品の傾向からしても、このタイトルならモチーフもその辺りだろうと…………

大当たりだった、と、私は思います……(サンホラの中核のファンの方々には別解釈があるようなので……たぶん……調べ物ついでに読み流した感じが強いので明確には不明……)


モチーフはトロイア戦争。

基本的に各トラックのサブタイトルがギリシア文字で諸々の星座か神話の登場人物の名前を与えられた中、2曲目だけがロシア文字。
曲の内容からも、2曲目と最後(トラック15)の曲だけはロシア系列の単語が出てくるので、歌詞全体から察するに、1曲目がイントロダクション、2曲目シュリーマン(Johann Ludwig Heinrich Julius Schliemann。出身国籍・プロイセン王国(1701年〜1918年・首都ベルリン)、現在のドイツ・ロシア文化圏)のトロイア発掘のモチーフ、おそらく遺跡発見……次曲から舞台が古代ギリシア世界に移るイメージ。(シュリーマン相当と思われる人物の妻の名が「ヘレネー」に聞こえるなぁ……と思ったら、後の方の曲で少なくともシュリーマンのトロイア発掘時点では妻だった「ソフィア」という名が出てくる……んですが、現実のソフィアさんはギリシア人らしいので、シャッフルなのかお遊びなのか……偶然なのか……)

ギリシア神話各所で覚えのある名前がぞろぞろ出てきて、個人的には非常に面白いです。少なくとも自分の知ってる物語とは一致する部分もあり、しない部分もあり、ただ、なにぶん神話自体が類話・変形や派生の多いものなので、どこからどこまでがどう、とは言い難いのですが。

モチーフはトロイア戦争だと示唆されているように思える単語が随所に聞き取れるのですが、直接には、神話上では介在したといわれる大物レベルの神々の名前(神話叙事詩では戦争の切っ掛けがそうであるだけに、神様介在しまくりなので……二人の戦神、アレスとアテナが別々の陣営についてるから……もう……)や、アガメムノン王、トロイの木馬、なによりトロイア戦争のきっかけとされるヘレネーやパリスの名前すら出てこないのが、新鮮で逆に面白く。
あと、よく聞いていると、ちょろっと、実史上における古代ギリシア世界の外敵ともいえるバルバロイ(ギリシア民族(ヘレネス)に対する他民族の呼称、というか、蔑称)やら、アマゾネス勢力(お話上でどちらの説をとっているかは微妙ですが……一説には「髪を切る習慣の無い他部族を、全て女性と勘違いしたのが、古代ギリシア文献に於ける「アマゾネス」の説話を産んだ…というのがありまして……)を、戦中に意識したような雰囲気、それに対する「ヘレネス」という民族意識の単語が聞き取れたのが…………ちょっと背中がぞくぞくするような感じでした。

神として登場(?)するのは、タナトス(死の神…ただし、ギリシア神話の主流説話上では、この神の受け持つ、あるいは名の象徴する役割は、本当に単に『死人の魂を冥界に持って行くだけ』という役割……死者の国を管轄する冥王ハデスは基本的にほぼ完全に別人(神))が序盤にちょろっと。他は全て“Moira”=『運命を司る神』に統一されていたり、と、ギリシア神話はあくまでもモチーフ、かつ、他の登場人物も役割イメージを名前で簡略化しているような感じです(双子座の片割れ・神話上では不死である方のポリュデウケースの名前を与えられている側も、特にカストルと区別されてるふうが無かったり)。…………こういう簡略化の代替名称のような手法が、ヨーロッパ文化圏の古典叙事詩での手法によく似ているのです。(本来、キリスト教系列文学の派生である『失楽園』(ミルトン)や『神曲』(ダンテ)などにもギリシアの神々の名前や二つ名がバシバシ登場するのと似た感じ……? この辺りはラテン語系列文化圏では一種の修辞法や定型句だったようです。)


……そして、最終曲で、シュリーマンの役割と覚しき人物の場面に戻る。


少なくとも私は、こういう構成にゾクゾクするような楽しさを味わいました。ふっ、と聞いては、気がついたところから少しずつ、ギリシア神話の復習をしつつ、合致している部分、違っている部分、知らなかった部分を、のほほんと調べてみるのも面白い気もしますし。(……シュリーマンの奥さんの名前も、実は今回、調べるまで知らなかったり……(^^;)



以下、余談をいくつか。

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